感想

読売新聞 株「回転売買」の記事について

1月20日の読売新聞に載っていた記事です。

証券会社が株売買の手数料を稼ぐため顧客に株を短期間で買い替えさせる「回転売買」が横行しており、証券取引監視委員会が警戒を強めている。
監視委員会は昨年10月に準大手証券会社に業務の改善を求めており、今後は証券会社への立ち入り検査を強化するとのこと。
回転売買は法律で禁止されている行為ではないが、韓愈が不適正と判断されれば金融商品取引法違反となる可能性がある。
損失を出している顧客の大半は高齢者。

問題の背景には、1999年に委託手数料が自由化されたこと、中小証券会社の営業収益の約3割が委託手数料による(日本証券業協会の統計)ということがある。
委託手数料の安いオンライン証券の台頭によって、委託手数料を稼ぐビジネスモデルが通用しなくなった。
大手証券会社は他業務のウエイトを大きくするよう転換しているが、中小証券会社は転換が出来ておらず、少ない顧客から多くの手数料を取る手段に走ったと考える。

改めて調べてみると、証券会社の窓口で取引をすと手数料はかなり高いです。
オンライン証券会社の手数料が数百円に対して、2千円程度は取られるようです。
証券会社に相談することがどれだけ取引に有益なのか分からないので手数料が妥当かどうか判断できませんが、個人的にはあまり価値を感じません。
証券会社の窓口は情報を得るためのツールの一つだと思います。
ツールはたくさんあるので、自分の必要な情報を集められるものを選べばいいと思うし。
私は実際に売買をしながら勉強をしたいので、手数料が安いオンライン証券のほうが自分には合っていると考えます。進められると断るのめんどくさいし。

証券会社の人はどんな気持ちで仕事に取り組むんでしょうね。
私の仕事は「物」が対象なので、「人」が対象の仕事のことはよくわかりませんが、自分が営業する立場だったら罪悪感が凄そうだなと思います。
お年寄り相手に、損をさせることが分かりつつ営業を行う。お年寄りはにっこり笑ってありがとう。お年寄りが気付かない間に試算は目減りしていく。気付いたお年寄りは文句を言ってくる。そうは言ってもねぇ。株は自己責任でやるものだからねぇ。泣き崩れるお年寄り。

みたいな。
やりたくないな。

しっかり物事を見極められるよう頭を使って生きないといけませんね。