感想

中国ドラマ水滸伝 藩金連について【感想】

最近、中国ドラマの「水滸伝」を見返しています。
皆さんご存知ですか?水滸伝
中国三大奇書とか中国四大奇書の一つに挙げられるお話です。
ドラマ水滸伝は2011年の中国のテレビドラマで、構想10年、総製作費は55億円という大作です。
全86話。

私、水滸伝って好きなんです。
確か過去に水滸伝について書いてましたが、久々に見てもやっぱりいいです。
過去の記事

さて、ちょっと思ったんですけど、ドラマ版の藩金連ってあんまり悪くないですよね。
ちょっと説明しますと、藩金連っていう女性がいまして、主役格の一人の兄:武大の奥さんです。
藩金連は誰もが振り向くような美女ですが、旦那(武大)は醜い男という設定です。
藩金連は悪女として有名です。確かに原作では、まごうことなき悪女です。
というのも、藩金連は自分の欲求のために旦那を殺害し、金持ち情夫とお楽しみな女性だからです。
これは私もよろしくないなーと思いました。
最終的に、藩金連は殺されちゃうんですけども、まぁ悪いことしちゃったしね。。。
みたいな感じでした。

が、ドラマ版はちょっと違います。
というのも、藩金連の境遇が結構かわいそうなんですよ。
屋敷の使用人として働いていた藩金連は、その美貌から屋敷の旦那・息子から気に入られていました。
反対に、奥様からは嫌われていて、旦那に色目を使ったとして嫁に出されてしまいます。
その相手が武大であるわけです。いやがらせですね。
武大はいいやつですが、何分容姿が優れないため、武大の元に藩金連が嫁いだことは近所でも好奇の目で見られ、金連は衆人の視線に耐えながら生活を続けます。
そんな状況でも、金連はちゃんと妻の働きをします。

ここまで見て、金連にちょっと同情してしまいます。
そして、その後、武大の弟である武松が登場します。
武松は、武大と正反対で、素手で虎を倒すほどの偉丈夫です。
案の定、金連は武松に惚れます。これは仕方ないと思います。
屋敷の使用人の時も、奥さんに疎まれて、いまいちな容姿の旦那のせいで、周りから馬鹿にされ、そんな生活の末に英雄が現れたわけです。
惚れますよね。

ある日、金連は武松と酒を飲みながら、武松を誘惑します。
が、武松は兄思いで、正義感が強い男であるため、金連を一蹴します。
金連は武松に最低だとか言われてしまいます。
金連はひねくれちゃいます。

そんなときに、金連に惚れた金持ちが出てきます。
金持ちは、金連を手に入れるために策を弄します。
あとは、金連が悪女として有名になった流れです。
武大を毒殺からの金持ちとイチャイチャ。

なんか、金連は悪くないと思うんだ。
あの状況じゃしょうがないよ。
武大はいいやつだけど、ちょっと周りから馬鹿にされすぎで、ちょっと耐えられないよ。
しかも、武松は虎退治の英雄で、情夫は金持ち、顔もいい。靡かないほうがおかしい。
武大は金もないし、見た目も良くないし、弱いし。

ということで、ドラマ版水滸伝に関しては、藩金連をかばいたくなってしまうな。ということを思いました。
ちょっと、皆さんも見てどんな風に思うか教えていただけると嬉しいです。
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