備忘録

図解 眠れなくなるほど面白い糖質の話【感想】

体重を落としたいので、糖質についての本を読んでみました。
【図解 眠れなくなるほど面白い糖質の話、牧田善二著、日本文芸社】
一部抜き出します。興味がある方は是非読んでみてください。

肥満の原因は糖質である

肥満の原因はカロリーだというのが一般的だが、実はそれは間違いで本当の原因は糖質の過剰摂取である。
糖質はエネルギーとなるが、使いきれないほどの糖質を摂取するとブドウ糖をインスリンの働きによってグリコーゲンという物質に変えて筋肉や肝臓に貯蔵される。
グリコーゲンとしても貯蔵できないほどに糖質を摂取すると脂肪となって蓄えられる。
これが肥満の原因である。

炭水化物は食べなくても大丈夫

体内の糖質が不足すると蓄えられていたグリコーゲンがブドウ糖に分解され使用される。
そのグリコーゲンもなくなると中性脂肪がエネルギーとなるため、糖質をとらなくてもエネルギーを作り出すことが出来る。
日本で糖尿病患者が増加し始めたのは戦後20年を過ぎたくらいからで、生活が豊かになり米やお菓子、ジュースが行き渡ったことが原因である。
そもそも、人間のルーツである縄文人の生活は狩猟採集生活を行っていた。
狩猟採集生活は脂質・タンパク質で生きる生活であり、現在の糖質を多量に摂取する生活はDNAに刻まれた生活様式を変えてしまっていると考えられる。

何を食べるか

炭水化物にもいろいろ(白米、玄米、そば、パン等)あるが、糖質という点ではどれも変わらない。
フルーツには果糖が含まれる。果糖はすぐに使われず体に蓄えられるため太りやすい。
砂糖はブドウ糖と果糖が結合した形なので最悪。

肉・魚・豆類・卵をたくさん食べるといい。
タンパク質は十分にとると体がブレーキをかけるため取りすぎる心配が少ない。
特に、脂身の少ない赤身肉や新鮮な魚の刺身がおすすめ。
卵は栄養的に優れている。卵をたくさん食べるとコレステロールが高くなるというのはウソなので何個食べても大丈夫。
ただし、動物性タンパク質ばかり摂取するとコレステロールが上がるので注意が必要。
豆類などの植物性タンパク質と半々くらいで摂取するといい。

生活のポイント

夜の食事は控えめにしたほうがいい。
寝るだけだと摂取した栄養を消費できずに蓄えてしまう。
食事は寝る4時間前までに終えるといい。

空腹でドカンと糖質を摂ると血糖値が大きく上がってしまう。
小分けして食事の回数を増やしたほうが血糖値を安定できるため太りにくい。

水をたくさん飲むと、血中の糖濃度を下げることが出来る。
一日2リットル程度飲むといい。