備忘録

長友佑都を変えた食事法 【NEWSPICKSアカデミアイベント】

イベント名:
NEWSPICKSアカデミアのイベント「ベストパフォーマンスを実現する食事」

場所:東京ミッドタウン日比谷6F BASE Q

日時:2019/02/08 19:00-21:00

講師:加藤 超也(たつや)さん
プロサッカー選手の長友佑都さんの専属シェフをしている
加藤さんが食事を作れないときには、レシピを渡して平愛梨さんが作るそう。
サッカー選手の香川真司さんや、水泳の池江里佳子さんにも食事を作ることがあるとのこと
専属シェフになったきっかけは、自分の必要とされる仕事だと考えたため。
長友選手へ専属シェフの申し入れはツイッターで行ったとのこと。
それまでやっていなかったツイッターに登録して、長友選手1人だけフォローした状態でメールを入れたとか。
北里研究所病院の山田 悟氏と連携し、医学的なエビデンスに基づく食事法を提案。

長友佑都選手の食事について

加藤シェフは3年前から長友選手の専属シェフをしている。
3年前まで長友選手はケガが多かった。
激しい動きをするスポーツ選手はケガをすることは宿命と思う面もあったが、
試合に出る機会も減り悩んでいる時期だった。

加藤シェフと出会い、二人三脚で食トレを開始。
食トレの目的は2点
1.けがをさせない
2.選手生命を伸ばす

<以前の食事>
長友選手は甘いものが好きで、毎日の朝食に菓子パンを食べていた。
炭水化物が多い食事をしていた。
⇒数値管理をはじめた
水、調味料も含めて口にしたものをすべて記録。血糖値を記録

<現在の食事>
脂質4 糖質3 タンパク質3 の割合
⇒食トレ開始後のケガ無し

現在の食事法を「ファットアダプテーション食事法」という

ファットアダプテーション食事法とは

これまで主な栄養学で考えられていた糖質をエネルギーにする発想ではなく、
脂質をエネルギーとするように考える食事法
ここで言う脂質は天然の脂質のことで、魚の油(特に青魚)が好ましい。
肉の脂身を食べるような話ではない。

糖質を撮らないわけではなく、適量の摂取は必要。

炭水化物は悪魔的
炭水化物の摂取⇒血糖値の上昇⇒また食べたくなる⇒生活習慣病
血糖値の上昇によって「集中力の低下」、「眠くなる」というマイナスも。

脳以外は脂質で活動が出来る。
脂質であれば、血糖値の上昇が抑えられるため、上記マイナスが生じず、高パフォーマンス発揮できる。

ビジネスパーソンが実践する意義とポイント

アスリートもビジネスパーソンも基本的な食事法は同じ。
昼食に炭水化物をとりすぎると、午後に集中力が切れる、眠くなる
 ⇒常にベストパフォーマンスを発揮するためにファットアダプテーション食事法が有効

糖質を抑えることで生活習慣病予防。癌の進行にも糖質が使われる。

炭水化物量の目安はごはん茶碗に軽く1杯(40g~60g)
炭水化物40g~60gまでならば血糖値が上がらないことが医学的にわかっている
個人差はあり

まとめてたくさん食べることは避ける。
小分けにして回数を増やすほうがいい。

ストレスをためないことが重要。
無理な禁酒とかは勧めない。お酒は種類を選んで糖質が少ないものを適量。
2週間~3週間は我慢が必要だが、それを越えると習慣となる。

今は血糖値を測定する道具も発売されている。

感想

ファットアダプテーション、初めて聞いたが理屈があって最もだと感じた。
最終的には、各栄養素をバランスよく摂取するということに尽きるが、
まずは今までの主食(ご飯、パンなど)をしっかり食べようとする意識を変えてみようと思う。
2週間実践してみようと思った。

NEWSPICKSアカデミアのイベント参加は初めてだったが、有意義な時間を過ごせた。
他の参加者も感じの良い人が多かった。月会費5000円を払っているだけのことはあるなという印象。
内容も興味深かった。
試食(試食っていう量ではなかった:サラダ、スープ、サンドイッチ、ピタパン、ワイン)もおいしく、NEWSPICKSのロゴがラベルのミネラルウォーターが出てきて
テンションが上がった。

WEEKLY OCHIAIで拝見している佐々木紀彦さんを見ることができたのも嬉しかった。
今後も別のイベントに参加してみたいと思った。

 

関連の書籍が発売されました。
興味が沸いた方は一読されてみてはいかがでしょうか。